今日は久々の日銀です。
こうした大きな流れも時々見ておかないと、状況を見誤ってしまうおそれがありますからね。
今年度の日銀ETF買付は12兆円までできることになっていますが、その進捗具合はどの程度になっているのでしょうか。
ETF買付金額の推移
さっそく状況を見ていきましょう。
上はETF買付額の累計を示したものです。
6月、7月と約6300億円強ずつ購入していました。
5月は約4400億円でしたから、それに比べると大きな買い出動になっています。
しかしながらまだ予算枠の半分にも届いていないです。
買い支え予算はまだたっぷりあるという状況ですね。
次に日経平均と日銀買入のタイミングを見ていきましょう。
5月後半から6月にかけて日経平均はぐんとあがり、20,000円台から23,000円台にかけあがりました。
この間、日銀は買入を行っていません。
6月の中旬になって日経平均が下を向き始めると再び買いが発動しています。
日銀の大規模なETF買いが発動したタイミングの日経平均終値を平均してみたところ、6月の平均値は22,311円、7月の平均値は22,393円でした。
このあたりのポイントを抑えておくと、どのようなタイミングで買い支えが入るのかイメージしやすいかもしれませんね。
おわりに
日銀のETF買いの状況報告でした。
まもなく下半期に入りますが、今のペースで株価が推移するのであれば3月のような大掛かりな買い出動はなさそうです。
6、7月のペースで買い出動を進めていったとしても、今年度の予算枠は大きく余ることになります。
余ったらどうするんでしょうね。
まさか予算枠使い果たすために無理やり買い上がるようなバカはしないと思いますが。
世界的に大規模ロックダウンを再び行うような流れにはなっていないので、ウイルス変異により大規模な都市封鎖を再び行うようなことにならない限りは、不景気はある程度織り込まれたと見て良いのかもしれません。
むしろ日銀が後ろ盾をくれる状態なので、もしかしたら今年度後半は稀にみるイージー相場が到来するのでは、なんて妄想もしております。
知らんけどw
コメント
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