【2021.11第3週収支】+421,509円

週例収支

今週の収支報告です。

今週は主力投資先であったスカラの決算を見て、主力を入れ替えるべき時が来たと判断したため、それを大きく処分したことにより、収支は大きくプラスとなりました。

その分の余力はリネットジャパンとリミックスポイントに振り分けています。

詳細は、以下のトレード履歴にて。

今週のトレード銘柄

今週のトレード銘柄は、スカラリネットジャパンライトアップファブリカコミュニケーションズリミックスポイントイオレ です。今週は久しぶりにたくさんトレードしました。

なお、現時点でのポートフォリオはこちらです。

スカラ

スカラは昨年のコロナ禍から私の主力投資先として大きなウェイトを占めていたのですが、先日の決算を評価して、ポートフォリオから大きく減らすことを決意しました。

私がスカラに期待していた部分は、中期経営計画COMITT5000の達成に向けた諸々の種まきでした。

その一つがxIDを絡めたプロジェクトであり、Public dots & Company(PdC社)と進めていた逆プロポでありました。

それらの共創プロジェクトが新規事業を呼び込んで、それが結実することで成長を描いていくということを期待していたのですが、xIDについてはSNSで炎上して一時的なサービス停止に追い込まれました。

仕様変更によりサービス再開はできると思われるものの、そもそものサービスとのコンセプトが番号法がつくられた当初の議論において避けるべきとされたもののようなので、今後も界隈からの指摘は続くものと思われます。

時代の流れ的に適度な管理社会に向かうことの方向性は間違っていないと思いますし、法律だって時代の要請に応じて変化するべきと思いますが、今回のことでxIDのサービス拡大に水を差されてしまったことは事実です。

また、逆プロポにしても、公的部門とのつながりが強いPdC社との共創プロジェクトであることが強みだと思っていたのですが、スカラの単独事業になってしまったことで、その強みが欠けてしまうのではないかと懸念しています。

サービスのスケール化にあたっては共同事業であることが足枷になっていたのかもしれませんが、官民をつなぐという目的からすると、単独事業化が果たして良い選択なのか、私には疑問が残りました。

このあたりの懸念に対するフォローを、今回の決算説明資料では期待していたのですが、今まで聞いた話ばかりで新たな情報は出てきませんでした。

今までのスカラの決算説明資料は、例え足元の数字がイマイチでも、水面下で進んでいるプロジェクトなどをトピックとしていくつか挙げて期待を維持してくれていました。

今回の資料ではそれが見られず、それはすなわち経営陣の自信の無さのあらわれではないかと推察しました。

なお、今期の業績予想の数字は、COMITT5000を達成するための一段階ではありますが、現状のスカラの業績と見比べるとかなり大風呂敷を広げたものになっています。

それは当然オーガニックな成長のみならず、インオーガニックな成長も加味しなければ達成されるものではないことは明らかです。

今回の決算について本業部分では大した数字が出てこないのは予想していましたが、であるからには今期の業績予想を達成するための戦略の進捗状況や今後のインオーガニックの成長戦略があってほしかった。

その部分でも新たな情報は出なかったので、今回の決算を見る限り、当面の浮上は見込めないだろうと考え、大幅に処分することを決めました。

M&Aの部署を設けたり、実績のある社外取締役を経営陣に追加したりと、M&Aによる成長拡大に積極的な様子は見せており、それが結実すれば大きく化ける可能性はあるため、すべては処分しませんが、今後は主力としてではなく、枚数を落とした上で、長期保有銘柄銘柄の一つとして見守っていきたいと思います。

リネットジャパン

リネットジャパンは、スカラ売却により空いた資金余力にて、信用高値掴み分を現引きしました。

リネットは期末決算(および来期業績予想開示)で跳ねることを期待して信用を厚めに積んでいたのですが、マーケティング費用上積みと保守的な業績予想のため見栄えのする数字は出てこず、株価はまったく反応しませんでした。

とはいえ、安定して稼げることが確認できましたので、長期銘柄の主力に据えるため、信用高値掴み分を現引きして、現物比率を高めることにしました。

国内事業においては、先日、amazonにて小型家電リサイクル(宅配便リサイクル)の取り扱いを始めるというニュースが出てきまして、上手くマーケティングすれば、一気に顧客拡大する余地ができました。

業績予想の数字は超順調な国内事業分でほぼ成り立っており、海外事業の復活は全く加味されていません。そのため、コロナで止まった海外事業が単独黒字化してくれば、業績は大きく見直されることと思います。

海外では再び感染者数が拡大している国もありますが、幸いなことに日本や、リネットが海外事業を展開しているカンボジアでは感染者数が落ち着いています

まだまだ油断はできない状況であるものの、今の状況が続くのであれば、海外事業もぼちぼち動き出してくるのではないかと思います。

まずは人材送り出し事業からですかね。

2~3年以内に経常利益10億円という目標数字を出してきたので、当面はそれを目標に、ゆっくりじっくりと成長していってもらえればと思います。

ライトアップ

ライトアップは、前回決算後の暴落時に2000円台後半で現物株を拾っていて、今回決算も当然跨ぐつもりでいました。

また、近々のKPIから察するに、今後も好調が続くだろうと判断して、決算直前に信用で追加して決算を迎えました。

蓋を開けてみた感想としては、「思ってたほどじゃない」でした。

新収益基準の違いはあるにせよ、今四半期の売り上げはもう少し伸びるものと思っていたのですが、想定よりも少なかったです。

新たなサービスであるJSaaSの出だしは好調ということは伝わってきたのですが、いかんせん単価が安いサービスなので、今の業績規模だとまだまだ全体に与える影響は軽微かなという感じでした。

JSaaSがこのままぐんぐんと伸びて、既存のJコンサルを凌駕するくらいの規模(年間1万社)になってきた場合には、景色は変わってくると思いますが、今年度中にそこまでいくことは無さそうなので、しばらく様子をみようかと思っています。

ということで、現物と信用高値掴み分を合わせて一旦売り出しました。

業績好調で提携も活発なので、今後も注視は継続していき、時々お世話になろうと思っています。

ファブリカコミュニケーションズ

ファブリカも11月決算が出て、当日夜間のPTSはあまり反応しなかったものの、翌日はS高をつけるなど、ようやく業績に連動した株価見直しの動きが出てきました。

まだまだやっと公募価格を越えたくらいの水準なので、上が目指せるだろうと信用のスイングトレード用銘柄としてしばらく使っていこうと思います。

決算後は人気化するかな?とも思ったのですが、その後の値動きをみていると、まだまだ出来高も少ないですし、資金が集まっている様子はないですね。

なんでこんなに評価されないのでしょう。

しばらくは押したらつまんでいこうと思います。

リミックスポイント

リミックスポイントも、再び機関の壮絶な売り仕掛けにあっているようで、値を下げています。

そのため、余力で買い増し買い増し。

一部はNISAに入れていますが、現物でも拾っています。

ここは余力がある限りは、下がったら下がった分だけ現物に入れとこうと思っています。

そのうち良いことあるだろうとのんきに構えています。

イオレ

ここはずっと気になっていたのですが、今回の決算を受けて満を持してinしました。

成長事業であるHR Ads Platformの伸びがすごいです。

先週末過去の決算資料を基にざっくり計算をしてみたのですが、この成長が続くという前提ですが、おそらく今期Q4でHR Ads Pが業績けん引して黒字転換、来期は数億円の黒字、来々期は10億円規模の黒字が出せるのではないかと踏んでいます。

そしてまだ駆け出しのサービスなので、拡大余地は十分にあると思っています。

おそらく次の四半期決算ではまだ赤字だと思いますが、期をまたぐほどに景色が変わっていくと思います。

なので、とりあえず現物ポートフォリオに入れておいて、隙あらば枚数を増やせるように監視を続けていきたいと思います。

おわりに

久しぶりにポートフォリオの大幅見直しを行いました。

現状は絶賛含み損状態なのですが、期待値が高い銘柄に資金を寄せられているので、個人的には満足しています。

11月の決算期を終えたので、あとは来年に向けた準備ですね。

どこかで損失確定させて年越して、爆益は来年にお預けってことで。

(何年これやってるんだろう?)


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