【ピー・ビーシステムズ 4447】企業分析

企業分析

今日は動きを注目しているピー・ビーシステムズ(以下、正式名称が不要な場合はPBシステムズと記載)について分析していきたいと思います。

こちらは福証Qボード単独上場の福岡をホームタウンとして活躍する会社です。

先日inした今後が楽しみな会社の一つです。

株式会社ピー・ビーシステムズってどんな会社?

個性的な経営理念

まずはこちらの会社の経営理念をご覧ください。

経営理念:「勇者たらんと。」

小さな僕等が持ち得るものは、 一人一人の知恵と勇気と、 諦めない強い心だけだ。

どんな時でも、 「その一歩」が踏み出せるように。 勇者たらんと。

PBシステムズ企業サイト “https://www.pbsystems.co.jp/company/” から引用

既に個性が溢れていますよね。

これを見た時の第一印象は、なんだか変わった会社だな、という感想でした。

でも調べていくうちに、ただの変わった会社ではなく、高い能力をもった技術者集団だということがわかります。

事業①:セキュアクラウド事業

正直言って、私もこの界隈の知識には疎くて用語もチンプンカンプンなところがあるのですが、素人なりに咀嚼してみます。

公式サイトの事業内容を確認すると、PBシステムズの柱事業は大きく2つあり、その1つがセキュアクラウド事業です。

そして、そのセキュアクラウド事業は、1.プラットフォーム、2.プロダクツ、3.カスタマイザーの3つに更に細分化されています。

これらを1つずつ見ていきましょう。

1.プラットフォーム

プラットフォーム事業の概要ページをみると、「クラウド化、仮想化、VDI(仮想デスクトップ)構築、アプリケーションの S a a S 化 」という言葉が並んでいるのですが、この分野に疎い人間からすると既にこの時点で頭から湯気が出てきます。。。

記事を書くにあたり、いろいろと調べた結果、認識としては次のとおりかと思います(過不足・誤認識あったら適宜修正していきます)。

パートナー企業の製品も用いながら、クライアント企業が自社サーバーで抱えているシステムを遠隔のサーバーに構築してインターネットを通じてリモートで扱えるようにするためのソリューションを提案すること。

特にアプリケーションのSaaS化というのはそういった仕事があること自体も知りませんでしたが、なかなかに需要がありそうだなと思いました。

詳しくは、以下のページをご確認頂きたいですが、パッケージアプリケーションを提供しているクライアント企業に対して、クラウドからアプリケーションをインターネット配信する形に変更することで、クライアント企業の業務形態をライセンス売り切りビジネスからストックビジネスに業態変更できる取り組みだとか。

https://www.pbsystems.co.jp/service/special/saas/

PBシステムズ SaaS化特設ページ

いろいろなところにビジネスが転がっているんですねぇ。

2.プロダクツ

2つ目は、今まで会社が培った技術を集約したパッケージソフトウェアを販売する部門です。

これも時流に乗ったPRAに該当するサービスですね。

業務の自動化は政府が掲げる働き方改革の手助けをする技術であり、これからますますの需要が期待されています。

現在PBシステムズ公式サイトで紹介されているのは、帳票印刷支援ツール、汎用ファイル転送ツール、生産管理パッケージの3つが取り扱われているようです。

3.カスタマイザー

3つ目は、カスタマイザー。こちらは、受託開発型のシステム開発ということで、ある企業のシステム周りをまるっとなんでも請け負いますよ、という感じです。

ソリューションもその企業に合わせて提案してくれるという、あらゆる技術に精通していないとできない事業ですね。

システム開発して納品してからもアフターフォローもするということなので、PBシステムズ側から見れば、労力はかかるものの継続した収入も期待できる事業かと思います。

事業②:エモーショナルシステム事業

これはセキュアクラウド事業に比べれば素人にもわかりやすいのですが、感動共有型VRシアター「4D王」の製造と販売がこちらの事業内容です。

4D王がどんなものかという紹介は、公式サイトにありますのでそちらを見てもらった方が早いかと。

https://www.pbsystems.co.jp/service/emotional/

PBシステムズ 4D王紹介ページ

現在は、エンタメ業界がメインターゲットとなっています。

ですが、参加者が手元装置で操作することで、映像のストーリー分岐や、視点移動等をリアルタイムに行える機能を付加したヴァージョンアップ版であるi4DOHを2020.9期Q4から来期にかけて展開予定となっています。

i4DOHにより、防災分野・事故対策・仮想観光などの分野にも進出を見込んでいる(2020.9期Q2決算補足資料より)そうで、今までよりもターゲットとなる市場が大きくなることが予想されます。

現在の主事業の売上構成

上であげた2事業の現時点での構成をまとめたのが、下の表です。

(百万円)
※下段は対前年増減率
2019.Q12019.Q22020.Q12020.Q2
セキュアクラウド事業売上高345
788
485
(+41%)
1,169
(+48%)
 セグメント利益72
175
114
(+58%)
251
(+44%)
エモーショナルシステム事業売上高31
101
25
(-18%)
38
(-63%)
 セグメント利益-4
21
-1
(-)
-10
(-)
株式会社ピー・ビーシステムズ 2020.Q2決算短信等から作成

現在は、社の売上の多くをセキュアクラウド事業が占めています。

セキュアクラウド事業は昨今の働き方改革の追い風を受けてなのか、イケイケな様子がみてとれます。

エモーショナル事業はそれに比べるとやや寂しい感じがしますが、2020.Q2はコロナの影響を受けた受注遅延影響があり、また4D王の本体販売は実現しなかったようなので(2020.Q2決算短信および補足説明資料より)、それらの要素が無ければもう少し見栄えが良い数字になったかもしれないですね。

セキュアクラウド事業は働き方改革の追い風を受けてまだまだ伸びているようで、受注残高も前年同期比で増えているようなので、しばらくはセキュアクラウド事業がPBシステムズをけん引する事業になりそうです。

エモーショナル事業については、4Qから来期にかけて需要獲得活動を実施するi4DOHの活躍如何という感じでしょうか。

おわりに

注目している直近上場企業であるPBシステムズを分析してみました。

SaaS、PRA、レガシーシステムのマイグレーション等々、この会社のサイトをみると、政府が掲げる働き方改革やDX(デジタルトランスフォーメーション)の流れに合致するキーワードがたくさん出てきます。

2025年の崖問題に向けても、引き合いは数多あることでしょう。

昨今の新型コロナによるテレワーク移行の動きも、この会社の守備範囲です。

最近リリースされましたが、アセンテック株式会社との業務提携により、テレワーク関連ビジネスの強化にも意欲を見せているので、しばらくは追い風が吹いている状況かと思います。

まだ小さな会社ですので、これからどんな展望を見せるのか楽しみです。

そして、なんといってもやはり個性的な会社ですので、その個性を生かしたまま大きくなっていってほしいですね。

PBsystems2019会社紹介上場記念
PBsystems2019会社紹介上場記念動画


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