決算期の話

今週あたりから続々とはじまっている3月期の各社の決算。

今回はコロナの影響をモロに受ける企業と回避して伸びる企業に分かれるだろうから注目ですよね。

今週は決算集中週間

今週は、3月期の決算が集中してます。

https://www.sbisec.co.jp/ETGate/?_ControlID=WPLETmgR001Control&_PageID=WPLETmgR001Mdtl20&_DataStoreID=DSWPLETmgR001Control&_ActionID=DefaultAID&burl=iris_economicCalendar&cat1=market&cat2=economicCalender&dir=tl1-cal%7Ctl2-schedule%7Ctl3-stock%7Ctl4-calsel&file=index.html&getFlg=on

SBI証券 決算発表スケジュール

今年の3月といえば、全国で休校が始まりだして、自粛ムードが強くなっていった頃です。

海外からの入国に対する水際対策も徐々に強化されました。

3月後半にはオリパラ延期が決定しましたね。

そんな期間における決算ですから、コロナの影響をモロに受ける事業形態なのか、それとも影響を受けずに成長を続けられるのか、投資家にとっては要注目の決算期になると思います。

どんな企業が良い?悪い?

今回の件で中国に軸足を置いている企業は、結構ダメージがでかいですよね。

中国依存からの脱却を図るために、初期投資もかさんでくると思います。

個人的には製造業にはこれからしばらく手を出さないでおこうと思います。

また、航空業界や旅行業界はいわずもがなですよね。

これらの業種は、需要が回復こそすれば問題ないので当面耐えられれば大丈夫だと思いますが、その「当面」の期間が長くなってくるとかなりつらい。

飲食業界は明暗が分かれそう。

持ち帰りサービスに力を入れている/入れたところは、現在の状況をむしろ追い風に変えられるところもあると思いますが、来客でしかサービス提供できないところはかなり厳しい。

そして大規模にチェーン展開しているならなおさら。

良く業態を見極めないといけないですね。

伸びる企業はどんなものか。

今回の件で各企業の働き方がだいぶ見直されてきました。

リモートワークの推進がその最たるもの。

ここで大きくシェアを伸ばせる企業は、しばらく安心して業績を眺められそうな気がします。

また、巣ごもり生活でEC事業にもやや追い風となるのではないかと思っています。

そもそも各企業の消費意欲が落ちていると思いますから、その減分との相殺でどっちに出るかかと思いますが、高い地代を払ってでかい店を構えているところよりは、ずっと経営は安定していることでしょう。

この状況下でも伸びる企業を見極めて、投資資源を配分していかないといけないですね。

真の影響は4月期分から

3月期の決算が要注目であることに変わりは無いですが、それよりも本当のダメージは4月以降に出てくることは言うまでもありません。

4月には安倍総理から緊急事態宣言が出て、文字通り日本国中が自宅に籠った1ヶ月だったためです。

3月期決算でマイナスの影響が出ていた企業については、次期決算も危険と思っていた方が良いでしょう。

抑え込んだと報じられていた中国や韓国で経済活動を再開した途端に、再び感染者が出てきていることから、このウイルス騒動はワクチンが開発されるでもしなければ、容易に収まることはないでしょう。

精神衛生が良い状態でこの1年を乗り切るためには、コロナの影響を受けずに成長できる企業を見極めることが肝要だと思います。

3月決算でダメだと見極めた企業は躊躇無く切っていくという非情な選択が必要になってきますね。

自戒も込めて、今週の決算期に臨もうと思います。


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