メタップスの件

メタップスに関する昨日今日のふざけた騒動はほんとに腹が立つ。
あまりに腹が立ったので別記事で見解を述べる。

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【事象おさらい】
1/18 モルガン・スタンレー・MUFG 72,900株 空売り残高(報告義務発生)
1/25 三菱UFJモルガン・スタンレー証券がレーティングを引き下げ 690円→560円
1/26 寄り前 日経電子版にて南雲ジェーダによるメタップスに対する批判的な記事
1/26 メタップス株 大幅下落 前日比-11.05% 前日3,575円→3,180円
1/26 引け後 メタップスより第三者割当増資を発表
まず、自分の立場を明確にすると、個人的には今回のメタップスの増資は好意的である。
以下、今回の増資について評価している点。
・社債の発行で資金調達の即時性を図るとともに、 新株予約権の行使による段階的な増資を可能にする。
・当初行使価額が現在値以上(第12回:3,575円, 第13回:4,112円)。
・H29.8.14以降は行使価額を修正することが可能だが、上方は限度なし、下方は1,788円(前日終値の半額)まで
・行使価額の修正にはメタップス社の決議が必要
・予約権を行使するにはメタップスの許可が必要
・一度に発行できるのは割り当てられる新株予約権の半分まで
・H29.8.14以降は決議及び割当先に通知をすれば、新株予約権の払込金額と同額の金銭を支払うことで割当先の保有する新株予約権の取得が可能
個人的には、新株予約権の発行による増資は、株式会社である以上、資本増強の手段として認められるべきと思います。
一般的に増資が嫌がられるのは既存株主の利益の希薄化が起こるからです。
ところが今回の増資の条件をよく見ると、H29.8.13までは、第12回の行使価額は前日終値、第13回に至っては前日終値よりも高く設定されています。
割当先が権利を行使するには、行使価額よりも株価が上回っていないとうまみがないので、前日終値である3,575円を超えるまでは行使がされず、希薄化は起こりません。
また、割当先が株を捌くのに十分なくらいに株価が上がらないと、権利の行使はリスクが高いためできないでしょう。
ということは、行使価額を超えない限り権利行使がされず、また権利が行使される時には株価は現在値よりも十分高くなっており、既存株主はキャピタルゲインを狙えることになります。
次にH29.8.14以降に関しての考察です。
はじめに、行使価額を下げる場合についてです。
まず前提条件として、「行使価額を下げる=メタップスの資本増強額が小さくなる」なのでメタップスは嫌がります。
行使価額を下げる権利はメタップス側にあるので、メタップスが「行使価額を下げてもらえる額が小さくなっても資本増強したい」という切羽詰まった状況にならない限りはこのようなことはしないでしょう。
むしろ、株価を上げるために材料をたくさん出して、より高い値段で行使をしてもらえるようにするのではないでしょうか。
株価が行使価額を上回った場合はどうなるでしょうか。
割当先はすぐに権利行使を申し出るでしょう。
しかし、行使の許可権はメタップスが持っています。
「まだまだこんな値段では行使させない」と言えば、割当先は行使することができません。
ぐいぐい株価があがっていき、行使価額を引き上げることができれば、メタップスは同じ株数の発行で、より大きな資本増強をすることができます。
十分に株価があがった状況で、メタップスはようやく行使の許可を出します。
しかし一度に行使できるのは予約権の半分まで。
ここで活きてくるのが予約権の買い取りです。
高値の行使により十分な資金調達が見込めそうな算段がついたら、残りの予約権のうちいくらかを払込金額と同値で買い戻します。
そうすることで、より少ない株数で予定していた金額を調達することが可能で、既存株主の希薄化リスクも小さくなり、winwinの構図です。
メタップスが目指すのは当然winwinの構図でしょう。
そこから予想される動きとしては、今後、権利価額の修正が可能となるH29.8.14に向けて、材料をバンバン出して株価を高値にもっていくのではないでしょうか。
以上より、個人的には今回の増資については何のネガティブな印象も持ちませんでした。
むしろ既存株主のことを考慮した良心的な増資だという印象です。
腹が立つのはモルガンの動き。
モルガンの空売り・レーティング引き下げ・日経の批判記事のタイミングが良すぎて、非常にきな臭いです。
増資=ネガティブイメージは根付いてますから、良く中身を理解しない投資家が、①レーティング引き下げ、②日経批判記事、③増資のネガティブ3重奏にやられてメタップス株を手放してしまってもおかしくありません。
実際、明日以降それが起きるでしょう。
投資家の方々は今回の増資が本当にネガティブなのかを冷静に判断することです。
そして増資のネガティブイメージを利用して、ここぞとばかりに空売りで儲けるモル癌には、本当に頭にきます。
でも、残念ながら日本の弱小投資家たちはモルガンの戦略に沈むんでしょうね。
どこかの超金持ちがこのようなモルガンの悪行を撃退してくれたら嬉しいのですが。。。
不本意ながらも損切ラインを徹底して、空売り連中が十分に儲けたところで再inするのが弱小投資家たちの賢いやり方なのかもしれません。

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