【2022.2第2週収支】+20,879円

週例収支

今週(先週?)の収支報告です。

週末に更新する予定だったのですが、バタついていたので月曜日になってしまいました。

今週は、リバランスのトレードが1回あったので確定収支が少しだけ出ました。

様子見スタンスは相変わらずです。

国内は岸田ショックで大変なことになっていますが、海外も大変なことに。

ロシアのウクライナ侵攻がいよいよ現実味を帯びてきた様子です。

外務省がウクライナ滞在の日本人に退避勧告を出したとのこと。

ロシアも大概ですがアメリカの煽りもなかなかで、双方ともに冷静になって人類のために平和的解決を見出してもらいたいところ。

株なんてやってる場合じゃない状況で、一体どうしたものかと不安になりますが、一般市民には祈ることくらいしかできないですね。

今週のトレード銘柄

今週のトレード銘柄は、リネットジャパンリミックスポイント です。

なお、現時点でのポートフォリオはこちらです。

リネットジャパン

リネットジャパンはPFの中で相対的に株価がさがってラインを越えたので、1単元増やしました。

14日は決算でした!

決算は想定とおりの内容、という印象でした。

国内Re事業は、積極的なマーケティング投資を行うことはわかっていたので、増収減益は想定内でした。

国内Re事業の売上うち、リユースは横ばい、リサイクルは順調増も想定とおりです。

リサイクル事業は国内自治体との連携が500を突破し、人口カバー率は6割に近付いています

あとは、PCを処分する際にリネットが想起されれば毎年安定した収益が確保できる状態なので、ここでマーケティング投資で知名度を獲得するのは良い戦略だと思います。

海外金融・HR事業ですが、マイクロファイナンス事業は着実に成長しているようです。

B/Sにて、マイクロファイナンスの借り上げが増えているのが気になるところですが、ノンリコース借り上げとちゃんと明記されていて、万が一のことがあっても経営に支障ないとお知らせしてくれているのは丁寧ですね。

車両販売関連の債権回収も進んでいる様子です。

一方で、ここから先は回収がなかなか大変なのではないかと思います。

しかしながら、貸し倒れ引当金も計上していますし、会社経営に対して致命的な影響はないでしょう。

HR事業は、岸田さんが海外からの人材流入をストップしてしまっているので動けない状況ですが、着実に現地待機生を拡大しているということで、入国再開したらこのあたりが流れ出すので、年度後半はこちらのセグメントの業績も回復してくるのではないかと思います。

まだ現状は好悪入り乱れる内容ですが、着実に良い方向へ進んでいることがわかる決算でした。

開示後、株価は下げていますが、ウクライナ情勢もありますし、昨今の相場環境を鑑みれば仕方ないかなと思います。

むしろ去る人はさっさと去って頂いて身軽になってほしいところです。

リミックスポイント

リミックスポイントはPFの中で相対的に株価があがってラインを越えたので、1単元減らしました。

こちらも14日が決算でした!

こちらも想定とおりですが、超絶決算でした。

事前に業績予想の上方修正が出ていたのでサプライズはなかったですが、上方修正した目標値の達成に現実味を帯びてきた、あるいは更なる上方修正もあり得る水準の決算を出してきたことは評価に値するのではないかと思います。

まぁ何と言っても特筆すべきは金融関連事業の超絶売上・利益増でしょう。

Q3までの累計で売上が73.6億円、利益が52.0億円です!

なんと利益率73.8%という超高水準!!

Q3単独で見てみると、売上52.7億円、利益が44.0億円なので、実に利益率83.5%です!!!

なんじゃそりゃって思わず突っ込みたくなりますね。

過去に不正流出というやらかしがありながらも、地道に信用回復に努めて、ここにきて日本初暗号資産の取り扱い連発からのビッグボスを採用したCMで認知度増加、凄まじい復活劇です。

ほんとに末恐ろしいですよ。

この会社どこまでいってしまうのでしょう。

そして、リミックスポイントのすごいところは、金融関連事業一本立ちではないところ。

エネルギー事業についても、セグメント単位で利益確保ができています。

昨今電力価格があがっており、新電力に参入した小売事業者たちが立ち振る舞いに苦しんでいるところ、リミックスポイントは昨年度にインバランスで痛い目にあっている反省を踏まえて、電力需要が高まる夏季・冬季の電力について先物取引を用いるなどしてリスク軽減をしています。

その結果、期を通して安定的に利益を確保できる経営を実現しています。

電力事業は、エネルギー大国の政治が卸価格に影響するなど、非常にリスクが高い事業です。

その一方で、大きな需要は安定してあるので、稼げるスキームさえ構築できれば、非常に実入りが良い事業でもあります。

リミックスポイントのような小売事業者には、インバランスのリスクや卸価格高騰のリスクを常に抱えながら、そのリスクを軽減しつつ顧客を開拓していかなければならないという非常に難しい舵取りが求められます。

それを現在のところ、非常にうまくやっているのではないかと見て取れます。

リミックスポイントが電力事業において、そのリスク分散を計画的に図っていることが見受けられるのが、2024年度からの容量拠出金への対応です。

容量拠出金は、小売事業者間における、夏季・冬季の各月の最大需要発生時の電力使用量を合計したものの当該期間における比率、で決まるそうです。

つまりは最大需要が飛びぬけて他の時間帯の需要が大したことない顧客ポートフォリオを持つ事業者は、不当に高い拠出金を求められる事態になってしまう、ということです。

リミックスポイントではこれに対して現時点から対策をうって、電力需要が時間帯によらず均衡になるように顧客ポートフォリオの見直しを図っています

具体的には、昼間の電力需要が大きくなる高圧需要家の比率を相対的に下げ、電力需要の昼夜間の時間変動や季節変動が少ない低圧需要家の比率を相対的に上げるという戦略をとっています。

そして、その戦略効果は早くも表れており、時間帯による電力需要が平準化されてきていることが、本決算資料では示されています

小売電力事業者が生き残っていくためには、こうした地道な努力の積み上げが肝心なのだと思います。

リミックスポイントはそれを着実にやっているため、非常に好感が持てます。

そして、リミックスポイントが今後の成長戦略の一つとして考えているのが、レジリエンス事業のセグメントに属する蓄電池事業。

オリジナルブランドの蓄電池を販売するものですが、いわずもがなですが、エネルギー事業との親和性が非常に高いです。

蓄電池を導入することにより、一般家庭からすれば電力が安い時間帯で仕入れられる一方で、小売事業者であるリミックスポイントからすれば需要が少ない時間帯に電力を売ることができて需要の平準化が図れます

同時に蓄電池事業としての売り上げが計上されるので、レジリエンス事業単体としても業績の向上が見込めます。

良いところに目を付けているなぁという感じです。

世界的な半導体不足の影響により販売延期となっていましたが、徐々に販売が再開されているということで、これについても今後が楽しみです。

さて、このような超絶かつ今後が楽しみな決算だったにも関わらず、いつものように場中決算後は一時的に大きく株価を上げた後、急降下、終値は前日価格とほぼ同値でした。

まぁ、機関でしょうね。

株価の値動きはひどいものですが、決算内容をみれば全く悲観するものでないことは一目瞭然です。

期待しかないので売りが枯れた頃にどうなるのかが楽しみです。

おわりに

今回は、週の収支報告の予定が、一日ずれたために決算確認になってしまいました。

2社とも順調に進捗していて想定とおりの内容でした。

リミックスはいつ飛んでも良いような業績ですが、機関の抑えつけも激しいのでしばらくは我慢かもしれませんが、この業績を続けていれば、水準是正はそう遠くないと思われます。

リネットは地味な決算だったので飛ぶのはまだ先になりそうですが、海外事業の回復が見込める年度後半からは決算の見栄えが良くなってくるのではないかなと思います。

その他にもチェックしている銘柄は軒並み好決算だったので、この地合いじゃなければ大幅見直しが入りそうですが、本当に残念な市場環境です。

国内も海外もそうですが、各事業者が頑張っていても政治に潰されてしまう状況というのは何とかならないものでしょうか。

来週以降の情勢が改善することを祈ります。


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