【ピクスタ 3416】企業分析

企業分析
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新たな投資先として動向を追っているピクスタ。

今後のために、一度きちんと企業分析をしておいた方が良いだろうと思ったので、一つ記事にして残しておくことにします。

ピクスタをみつけた時の記事
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ピクスタ株式会社ってどんな会社?

ピクスタ株式会社について公式サイトには次のように書いてあります。

「インターネット上で写真やクリエイティブ分野の仲介プラットフォーム(=クリエイティブ・プラットフォーム)を複数運営している会社」

「取引が成立した際の手数料が当社の収益」

https://pixta.co.jp/ir/individual

ピクスタ株式会社 個人投資家の皆さまへ

つまりはプラットフォームビジネスです。

プラットフォームビジネスの良いところは、規模が大きくなればなるほど、費用は低減していくのに対して売り上げは積み重なっていくということです。

なおかつそのプラットフォームが生活に根付けば根付くほど、経営基盤として安定するわけです。

今回のコロナ禍を受けた決算は、生活に根付いているかを試す試金石でもあったわけですが、なかなかの結果を見せてくれたと個人的には思っています。

最新の決算レビューは以下の記事にて。

ピクスタ株式会社の2020.12 Q1決算レビュー

さて、様々なプラットフォームを手掛けているピクスタ株式会社ですが、現在の主な事業は1.PIXTA、2.fotowa、3.Snapmart、の3事業です。

それらについて、個別にみていきます。

事業①:PIXTA

PIXTAは、現在のピクスタ株式会社の経営基盤となっているメイン事業です。

写真・イラスト・動画等のデジタル素材をインターネット上で売買できるプラットフォームで、この記事を書いている2020年5月17日現在で、5,140万点以上の素材が扱われています。

2006年5月にリリースされてから着実に規模を拡大していき、現在は日本語・英語・中国語・韓国語・タイ語でもサービス展開しています。

PIXTAは「デジタル素材を提供する人」と「デジタル素材を買う人」をマッチングさせる場であり、そこで取引がなされると、手数料がピクスタ株式会社に払われる仕組みです。

「デジタル素材を提供する人」は自分の写真等が売れることで収入が得られる、「デジタル素材を買う人」は権利問題がない安心のデジタル素材を公表資料等で使用することができる、そしてピクスタ株式会社は手数料を得られるということで、win-win-winのプラットフォームビジネスとなっています。

「デジタル素材を提供する人」では、月に50万円以上を稼ぐ人もいるみたいなので、腕のあるクリエイターならPIXTAだけで生計を成り立たせられますね。

PIXTAからデジタル素材を買うには、”単品”で買う方法と月々に指定の点数のデータを”定額”で買う方法があります。

ピクスタ株式会社は、経営方針として”定額”購入の比率を高めようとしています。

この”定額”部分がいわゆるストック型のビジネスになります。

素材の単価は、”単品”>”定額”となりますが、”定額”の顧客の方が持続的に購入し続けてくれるため、安定した経営基盤をつくりためには、この方針が好ましいと私は考えています。

上で紹介した2020.12期Q1決算レビューの記事にも書いてありますが、コロナ禍の状況においても”定額”部分は、”単品”部分ほどの落ち込みを見せていなかったので、”定額”の売上比率が高くなればなるほど、安定した経営基盤が構築できると考えられます。

この安定した経営基盤に変貌を遂げつつあるPIXTA事業の礎の上に、下で紹介する成長過程にある他の事業が積み重なっています。

事業②:fotowa

fotowaは、プロの出張撮影フォトグラファーと写真撮影してもらいたい人をインターネット上でマッチングさせるプラットフォームです。

2016年2月に首都圏を対象にリリースをして、2018年10月からは全国展開しています。

写真素材を扱うプラットフォームであるPIXTAで人気のフォトグラファーをfotowaに誘導できればfotowaも活性化するという構造になっており、両事業の親和性が非常に高いと考えられます。

2つの事業を通じて人気のフォトグラファーが生まれることで、両プラットフォームがより魅力的なコンテンツに育っていく構造になっているので、非常に目の付け所が良いなぁと感じています。

PIXTAに比べればこの事業の規模はまだ小さいので、これからゆっくり育ってくれればと思っている事業です。

事業③:Snapmart

Snapmartは、スマホという媒体にターゲットを絞った写真素材売買のプラットフォームです。

2016年6月にリリースされた比較的新しい事業です。

個人的にはこれからの成長を一番期待できる事業だと思っています。

スマホ写真というジャンルに限定したことで、写真提供側のハードルは著しく下がり、気軽に参加しやすいプラットフォームになっています。

はじめは、PIXTAがあるならその下位互換であるプラットフォームが果たして必要なのだろうかと疑問だったのですが、カメラではなくスマホで撮る写真にはより日常感が溢れていて、カメラで撮影した写真とは別の需要があるようです。

インスタで人気の写真は、カメラで撮影する写真とは趣が違いますよね。

現在、インスタで稼ごうと思ったら企業のPR投稿をするなどの方法がありますが、写真に惹きつけられてフォロワーがたくさんついていることを考えれば、その写真にこそ価値があると考えるのが自然です。

その付加価値の高い写真を直接売ることができるマーケットがあれば、人気インスタグラマーがお金を稼ぐ市場として機能するのではないでしょうか。

それこそがSnapmartの存在意義だと思います。

あとで紹介しますが、この事業の伸び率はかなりのものです。

もっと認知度が高まって人気インスタグラマーなどが流入してくれば、市場はますます活性化されると思います。

これからどのように成長していくのか、とても楽しみです。

現在の主事業の売上構成

上であげた3事業の現時点での構成をまとめたのが、下の表です。

(百万円)
※下段は対前年増減率
2017.12期2018.12期2019.12期
国内PIXTA事業
定額制(海外含む)
518
777
(+50.0%)
982
(+26.4%)
国内PIXTA事業
単品(海外含む)
1,502
1,499
(▲0.2%)
1,520
(+1.4%)
fotowa34
61
(+79.4%)
97
(+59.0%)
Snapmart28
54
(+92.9%)
99
(+83.3%)
ピクスタ株式会社 2019.12期 決算説明資料から作成

表からもわかる通り、PIXTA事業に比べて他の2事業はまだまだ事業規模としては全然小さいです。

ただし、その伸び率には目を見張るものがあります。

特にSnapmartの伸び率はすごいです。

PIXTA事業も依然として事業規模を伸ばしていますので、底上げされた基盤の上に伸び盛りの他事業が積み重なるというこれからがとても楽しみな構造になっています。

おわりに

これからの有望な投資先だと思っているピクスタ株式会社の企業分析をしてみました。

将来有望な企業だと思うので、今後の動向に注視しながら枚数増やしていこうと思います。


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