【PBシステムズ 4447】決算レビュー

決算

星光PMCと同じく8/7が決算だったPBシステムズも決算またぎしていました。

こちらは期待通りの好業績で安心しました。

DXはまだまだこれからが本番なので、優良企業かつ業務環境も◎ということで、長期でお付き合いするのに適した銘柄だと思います。

さっそくレビューしていきたいと思います。

2020.9期 Q3決算レビュー(全体)

まずは全体から見ていきましょう。

(百万円)
下段は対前年増減率
2019.9 Q3
(累計)
2020.9 Q3
(累計)
売り上げ1,2221,779
45.5%
営業利益121169
39.4%
経常利益112169
50.2%
四半期純利益122104
-14.3%
株式会社ピー・ビーシステムズ 2020年9月期 第3四半期決算短信より引用
https://www.pbsystems.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/2020/08/140120200807478397.pdf

素晴らしい数字ですね。

売上が前年比で約46%の上昇となっていて、営業利益・経常利益も同程度に伸長しています。

売上に伴って、しっかりと利益率も確保できていることが読み取れます。

四半期純利益が前年比マイナスとなっているのは、同時に出されたエモシス事業の減損の影響によるものです。

次にQ3単独の数字をみていきましょう。

(百万円)
下段は対前年増減率
2019.9 Q2
(単独)
2019.9 Q3
(単独)
2020.9 Q2
(単独)
2020.9 Q3
(単独)
売り上げ513333696573
35.7%72.1%
営業利益81228034
-1.2%54.5%
経常利益76207935
3.9%75.0%
四半期純利益862261-3
-29.1%
株式会社ピー・ビーシステムズ 2020年9月期 第1,2,3四半期決算短信より作成
https://www.pbsystems.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/2020/02/140120200207460523.pdf
https://www.pbsystems.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/2020/05/140120200514414195.pdf
https://www.pbsystems.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/2020/08/140120200807478397.pdf

前Qとの比較(2020.9 Q3と2020.9 Q2の比較)では数字がマイナスとなりますが、これはこの会社の特性で、昨年の数字をみてもわかるようにQ2よりもQ3の数字が落ち込みます。

なので単Qの数字で勢いを測るには、今期Q2/昨期Q2の伸び率と今期Q3/昨期Q3の伸び率を比較してみることでわかります。

上の表で明らかなように、今期Q2においては昨期Q2に比べて、売上35.7%、営業利益▲1.2%、経常利益3.9%の伸びでしたが、今期Q3においては昨期Q3に比べて、売上72.1%、営業利益54.5%、経常利益75.0%と大幅に伸びていることがわかります。

足もとの業績は極めて順調と言えるのではないでしょうか。

2020.9期 Q3決算レビュー(各セグメント)

次に各セグメントの数字を見ていきましょう。

(百万円)2020.9 Q2
(単独)
2020.9 Q3
(単独)
セキュアクラウド事業売り上げ684572
セグメント利益138102
エモーショナルシステム事業売上120
セグメント利益-9-13
調整額売上00
セグメント利益-48-55
株式会社ピー・ビーシステムズ 2020年9月期 第1,2,3四半期決算短信より作成
https://www.pbsystems.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/2020/02/140120200207460523.pdf
https://www.pbsystems.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/2020/05/140120200514414195.pdf
https://www.pbsystems.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/2020/08/140120200807478397.pdf

各セグメントについては、Q1,Q2の昨期の数字が出ていなかったので、今期のみの数字になります。

現状ではアミューズメント施設における展開がメインとなっているエモシス事業にとって、コロナ禍で厳しい戦いになることは容易に予想できましたので、この結果は仕方ないです。

むしろ今回減損を計上したことで、膿をしっかり出して、Q4に向けて快走できるんじゃないでしょうか。

今年の後半になってエンターテインメントが再開できるようになれば、i4DOHという新製品にも活躍の場が広がると思うので、それまでエモシス事業はグッと我慢ですね。

現状はセキュアクラウド事業がエモシス事業の停滞を補って余りある状態なので、しばらくはこのままセキュアクラウド事業に突っ走ってもらうので問題ないと思います。

決算補足資料と株主優待のクセがすごい!

株式会社ピー・ビーシステムズ 2020年9月期 3Q決算補足資料より引用
https://www.pbsystems.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/2020/08/140120200807478371.pdf

上は今回の決算にあわせて公開された決算補足資料からの抜粋です。

・・・題字のクセがすごい

今回の資料から題字の部分が筆文字になってましたね。

前回もそうだったかなと確認してみたのですが、前回までは普通の書体でした。

好き嫌いが分かれるかもしれませんが、個人的には勢いがあって良いと思いますw

そして今回決算にあわせて公表された株主優待制度導入!!!

その内容がこちら。

・・・株主優待のクセがすごい!

これはもう確実に会社のファンを増やそうという戦略ですよね。

賛否両論あるらしく、そりゃそうだろうと思いますが、らしくて良いと思いますw

私はまだ積極的に「これ欲しい!」と言えるまでには至っていないので、会社への愛が足りていないのでしょうw

将来これらの優待品にプレミアがつくくらい、大きな企業に育ってもらいたいですね。

おわりに

PBシステムズの決算レビューでした。

予想されていた通りの好決算だったので一安心というところですが、多くの人が好決算を見込んでいたと思いますので、週明けの株価的にはどうなるかはわかりません。

しかしながら、なんちゃってテレワークではない、本格的なテレワークを導入するにはこの企業が持つ技術は引く手あまただと思いますし、アセンテック社とのアライアンス強化による顧客拡大もこれからが本番でしょう。

このままハイペースで事業が拡大していくと、社長が仰っていた10バガーは社長の想定よりだいぶ前倒しで到達することになりそうですね。

前途洋々なPBシステムズの行く末を、ゆっくりと見守っていきたいと思います。


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