今週の収支報告です。
今週も先週に引き続き全体的には良い流れがきている1週間でした。
総裁選へ向けた動きが活発化する中で、金曜日には菅総理が次の総裁選に出馬しないと表明する衝撃的なニュースがありました。
皮肉なことですが、このニュースにより日経平均は大きく上げました。
正直なところ、菅総理がトップのままで次期衆院選に臨んだ場合は自民党がかなり苦戦するだろうと予想されていたので、頭が変わることにより自民党に風が吹き、安定政権樹立への期待感が高まったことが要因だと思われます。
総裁選の結果次第ではありますが、衆院選後は強烈な上昇気流が発生することも期待できる市況ではないかと考えています。
持ち株に関しては、先週の上げから一服する動きを見せていますが、先々週の暴落水準からは程遠く、まだまだ余裕のある動きです。
今週も引き続き、信用やらかし分のロスカットを中心としたトレードを展開しています。
早速トレードを振り返っていきましょう。
今週のトレード銘柄
今週のトレード銘柄は、ファブリカコミュニケーションズ、ソーシャルワイヤー、リネットジャパン、アーキテクツスタジオジャパン、リミックスポイント、です。
ファブリカコミュニケーションズ
ファブリカは現物・信用を使ってのスイングトレード要因です。
決算後にS安で大きな窓を開けて、さらに翌日も大きく下げて2つ窓を開けている状態なので、上値はスカスカです。
一気に戻すかなと期待していたのですが、まだ市場からの信頼を得られていないようで足踏みしています。
しばらくは小ロットで回転させつつ短期の利益を狙っていきます。
ソーシャルワイヤー
相変わらず信用分の損切を続けています。
一方で良いニュースも。
月次のKPIにおいて、コロナ禍以降足を引っ張ってきたシェアオフィスサービスにようやく回復の兆しが見えてきています。
下のグラフは会社が公表しているKPI速報から作成したシェアオフィスの稼働率です。
21.3期Q3以降、長く70%前後に低迷していた稼働率が、22.3期7月以降回復しており、最新の8月の数字では79.6%と低迷前の数字と比べても遜色ないくらいにまで戻してきています。
おそらくこの水準であればセグメント黒字も視野に入っていると思われますので、次の決算では見栄えの良い数字が出るのではないでしょうか。
デジタルPR事業のKPIは今のところ前Qとどっこいどっこいの数字なので、9月のKPIが出てこないと何とも言えませんが、22.3期Q2決算ではシェアオフィス事業の回復により業績の反転浮上が明確になるのではないかと期待しています。
とはいえ、このKPIのことは市場にまだ十分認知されておらず、Q2決算が出る11月頃までは株価の回復は難しいのではないかとみています。
そのため、信用建分の損切は継続して続けていく予定です。
リネットジャパン
リネットジャパンは現物の単価下げトレードを継続しています。
もっとがっつり下がってほしいのですが、値動きが小さくなってきており、思うようにトレードが出来ずにいます。
アーキテクツスタジオジャパン
これは前回の月例収支報告の記事でも書いたのですが、私の主力投資先であるスカラの投資先であるボロ株です。
アパマングループが大株主に入ったことにより今後の業績回復に光明が見えたので、ボロ株からの業績変容期待枠で一つ持っていても良いかもと思ってポートフォリオに一旦入れたのですが、それよりも短い時間軸で成長が期待できそうな銘柄が出てきたので、そちらに資金を集めるために薄利で売却しました。
業績変容が現れるとしてもその日はまだずいぶん先になりそうなので、引き続き監視は継続しようと思います。
リミックスポイント
さて、上で挙げた短期で成長が期待できそうな銘柄というのが、このリミックスポイントです。
今週はその前の週で上げた分を全戻しするような冴えない株価の値動きでした。
この要因として考えられるのは、直近で急騰をしていたことからの反落、そして直近の材料であったADAコインのビットポイントへの国内単独上場について、サクラエクスチェンジビットコイン(SEBC)が取扱いを始めると公表したことにより、ビットポイントによるADA国内市場独占が崩れたと判断されたことによるものと思われます。
直近でかなりの勢いで上がっていたので、反落は仕方ないかなと思います。
短期目的の方も多く乗り込んできたと思うので、大きな下落があれば振り落とされてしまうでしょう。
なので直近暴騰の反落は致し方ないかなと思っています。
一方で、ADAコインの国内独占が崩れたという見方については、市場が誤って判断したようです。
SEBCは自前の「取引所」をもっておらず、業種的には「取次所」ビジネスを展開しています。
つまり、SEBCで暗号資産を購入する場合、当該暗号資産を取り扱う取引所の中から買い手にとって有利なものをSEBCが選択して取り次いでくれるというビジネスモデルです。
つまりSEBCでADAを円建てで買おうとすれば、扱っているのがビットポイントしかいないため、結局はビットポイントで調達することになるという仕組みになっています。
つまり、競合関係ではなく、どちらかというと協力関係にあたる関係性でした。
twitter界隈では情報通の方々がいろいろ調べられていますので、ご参考まで。
そのため、引き続き国内におけるADA市場はビットポイントで独占された形になります。
とはいえ、ADAの人気も高まってきており、他の取引所が扱い始めるのもそう遠くないと思われます。
そのためADA国内独占のニュースだけでは、今後の業績を考えた時に一抹の不安は残ります。
しかしながら、私がリミックスポイントに注目する最大の理由は暗号資産ではなく、新電力事業です。
これが非常に好調な様子で、既に収益の柱として機能していますが、今後更に強化された柱になると予想しています。
このあたりのビッポ係長@リミポ修行中さんのtweetをご一読頂くと新電力事業の好調ぶりがわかるかと。
tweetされている情報のソースはエネルギー庁公表のデータです。
リミックスポイント一連の情報を詳しく知りたい方は、上のビッポ係長@リミポ修行中さんをフォローすることを強くおすすめします。
私はこの方の元に集まってくる情報を見てリミックスポイントの握力が高まり、更にポートフォリオの構成割合を高めようとしています。
リミックスポイントに興味を持たれた方はぜひ。
おわりに
今週は何はともあれ菅さんの辞任ですね。
来週からの市場へも大きな影響を与えると思います。
俄然総裁選への関心が高まり、その勢いをもったまま衆院選へ突入することが想定されるので、ご祝儀相場の期待値がかなり高まってきたのではないかと思っています。
さて、市場が若干浮ついてきていますが、こういう時には浮かれて変な銘柄に手を出しがちなので、自分のペースを崩さずトレードをしたいものです。
しっかりと先の成長が見込める銘柄への投資を続けていくことを肝に銘じて取り組んでいこうと思います。
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