11月の収支報告です。
今月は久しぶりにマイナスとなりました。
原因は長く持っていたあの銘柄です。。。
さて、トレードを振り返っていきます。
上旬
上旬でさわったのは、スカラ、ピクスタ、北川精機、日経VIなどですね。
スカラは決算月だったのであまり枚数は多く入らなかったですが、小規模ロットで出たり入ったりして小銭を稼いでいました。
ピクスタは10月下旬には1300円代だったものが、11月前半には1100円台の前半まで落ち込んでしまいました。。。
どうやら弐億氏のポートフォリオから外れたことにより信者たちが後追い売りしたことによる下げだったようです。
私はといえば、ピクスタの将来に新たな懸念材料が現れたわけでもないので、そのまま持ち続けています。
現物の長期保有株の取得価格を下回った局面もあったので少し取得価格を下げることが出来ましたが、いかんせん板が薄い銘柄なので、あまり大きな枚数でのトレードは出来ませんでした。
北川精機は新たに目をつけている銘柄です。
次の3か月くらいは北川を積極的に触っていこうかなと思っています。
北川精機はプリント基板プレス装置等の製造・販売を行っている会社ですが、各メーカーにて5G対応スマホへの移行が進展していることにより、同社をとりまく事業環境が好ましい状況になっています。
また、今後EVが進展していくと、同社のCFRTPシート積層プレス装置の引き合いが高まっていくことが想定されるので、その波に乗れれば今後しばらく好調な事業環境を享受できる可能性があります。
採算性の低い子会社を譲渡し、好調な産業機械事業に一本化してスリムになったことも、個人的には好材料です。
9月9日には545円、11月13日には575円で、あわせて発行株式総数の約8%の自社株買いを行っており、このことからも会社が今後の業績に自信を持っている様子が伺えます。
ちなみに11月13日には創業者一族と思われる北川一子氏が発行株式総数の約2%の株を売却していて、それを含めて会社が買い上げた形になっています。
創業者一族の株売却は通常なら悪材料ですが、その売却以上の株を会社が買い上げているので、売却の事情はわかりませんが、まぁ許しても良いのかなと思っています。
先日、水晶振動子のリバーエレテックが良い決算を出しまして株価水準が変わりましたが、それと同じようなことがここ半年~1年の間に北川にも起こるのではないかな、と思っていまして、近い将来が楽しみな銘柄の一つです。
日経VIは日経が急騰に続く急騰でさすがに下に突き抜けづらくなってきたので、下がった時(日経があがりそうな時)に仕込んで短期で捌くトレードで使っています。
中旬
中旬は持ち株の決算が続きました。
触った銘柄は、星光PMC、スカラ、北川精機、MacbeePlanetなどです。
星光PMCは、やられましたね。
今まで散々このブログでも話題にしてきましたが、同社の製造品の主たる原材料であるナフサ価格が低価格で推移していたこと、それからドル円レートが円高推移していたこと、これはどちらも同社にとって好ましい事業環境でありました。
このことから、決算では良い数字が出るだろうと予想していまして、案の定、上方修正が出ました。
そもそも星光PMCは前四半期決算においてコロナによる業績悪化を理由に大幅な下方修正を行ったのですが、それを見た時も極端に修正したものだと驚いたほどでした。
結果として、第二四半期で大幅に下方修正し、それを第三四半期で中程度まで上方修正するという意味のわからないことをやっているのですが、もっと意味がわからないのは、場中決算及び上方修正のIRが無かったことです。
これまでの決算は引け後の15時や16時に出していたのですが、今回の決算は14時と場中でした。
また、通期予想を上方修正したにも関わらず、上方修正の単独IRを出さずに、決算短信の中でしれっと通期予想を上方修正してきたのです。
株探ではちらっとニュースになりましたが、案の定株価はさほど反応せず。
当時の株価推移はPBR0.7~0.8くらいだったと思いますが、出来高は決算直後こそ若干増えたもののしばらくするとまた元の閑散銘柄になってしまいました。
割安なのは間違いないのでいずれ来るであろう水準是正を待っても良かったのですが、同じ時期にスカラも理不尽なS安を食らってポートフォリオ的に苦しかったので、泣く泣く損切をしました。
そして、それから数日後に爆アゲ・・・。
そりゃ上がるよね、、、安かったもん。
株やってると損切するよりも利を逃した時の方が悔しいんですよね。
今回はダブルでしたけど、星光PMCとは最後まで相性が良くありませんでした。
残念ながら今後はもう触ることはないと思います。
続いてスカラ。
今回の決算はギャンブルだったのですが、決算直前にソフトブレーンの公開買付け期間が終わることもあり、決算と同時に何か出るかもとの思いがよぎってリスクマネジメントを怠ってしまいました。
長期保有用の現物は動かすつもりが全くありませんでしたが、貸借銘柄なので決算直前にいくらか売りを仕込んでリスクカバーをすることは取れた選択肢の一つでした。
しかし、結果的には決算後に確変した絵姿が浮かんでしまい、リスクマネジメントを全くしないまま決算に突っ込んでしまいました。
結果は惨敗。
とはいえ、以前にブログでレビューした通り、決算の内容自体はそんなに悲観するものでもなく、まさかS安にはならないだろうとたかをくくっていました。
ところが決算翌日はS安張り付き。
客観的には買い増しの局面であることはわかっていたものの、パワープレイで張り付ける巨大な力に抗うのも悲惨なことになりそうで、買い増しを躊躇してしまいました。
案の定、決算翌々日の朝に追証組を刈った後は、株価は徐々に値を戻しています。
その間にも買い増しチャンスはあったのですが、モルガンがひたすら売りを積み増していたので、なかなかロットを張って買いでいくのを躊躇していました。
その状況も最近ようやく解消しつつあるので、またしばらくはスカラを主戦場に出来そうな感じです。
MacbeePlanetは10月までは4000円割ったら入って浮上したら売る、のスイングで小銭を稼いでいたのですが、11月は3000円代前半まで株価が落ちてしまいました。
また、この間に社長と奥さん(?)の持ち株一部売りが出るなど、不穏な空気が流れていました。
とはいえ、業績からしたら安すぎだろうと、高値掴みの信用買いを持ったまま、3000円代前半で仕込んではちょっと上がって売るを繰り返していました。
Macbeeはもともとスイング用の銘柄と位置付けていて、12月は決算があるのでその前には処分したいなと思っていたのですが、ここのところ株価が急騰して買値に戻ったので利確が出来ました。
今度の決算を見て大丈夫そうだったら、また触ろうと思います。
下旬
下旬で上記銘柄以外に新しく触ったのはクシムとその予約権ですね。
クシムは、新株の行使期間の間は親株が値下がり続けると想定していたのですが、意外にも500円代中頃でややリバウンドの兆候を見せました。
もしかしたらこの辺りを底と評価してもらえたかなと思い、予約権や親株を何回かトレードさせてもらいました。
親株は、一度は600円台に浮上したものの現在は再び500円代後半まで落ちてきています。
今週で新株上場は終わり、来週で行使期間が終わりなので、来週後半くらいから新たな局面に向かうものと思っています。
ただ、もうすぐ決算なので、決算が無事に通過してまだ株価が安値で推移しているようであれば、12月後半から触ろうかなと思っています。
おわりに
今月は星光の損切が響きましたねー。
星光がポートフォリオから消えて数銘柄に絞れてきたので、あまり的を広げすぎように、取引していこうと思います。
現状のポートフォリオでの懸念材料はピクスタがまだ復調してくれないことですが、不採算の海外事業を切ったこととリモートワーク定着に伴い本社の床面積を減らしてコストカットしているので、来期の業績は期待できると思っています。
本業もフロー重視からストック重視のシフト傾向は継続しており、復調傾向だそうですし。
板が薄くて対処するのが難しいので、現在保有分は最悪このまま次の決算まで持ち越しを覚悟しています。
今年も残るは12月のみ。
今年はここまで順調に来ているので最後までこの調子で終えられれば良いなと思っています。
コメント